バナナが黒くなる理由は?防ぐ方法や保存の仕方のコツは?
バナナは食物繊維が豊富で腹持ちも良く、健康的なイメージがありますね。
皮をむいてパパッと食べられるのも嬉しいですよね。
それに、手に取りやすい価格なので毎日食べる果物としてピッタリです。
朝は特にバタバタと朝食の準備をするので、手軽に栄養をとれて経済的なバナナはとっても重宝しますよね。
ただし、バナナは数日ですぐに黒くなってしまうのが難点ですよね。。
常に綺麗な色のバナナを食べるには頻繁に買い物に出掛けなくてはいけません。。
私は、黒くなってしまいそうになると皮を剥いて冷凍し、バナナジュースにして飲むことが多いです。
そもそも、バナナはどうしてすぐに黒くなってしまうのでしょうか?
バナナが黒くなってしまうのを防いで長く持たせる方法はあるのでしょうか?
バナナを長く綺麗な状態で保存できると良いですよね。
そこで今回は、バナナが黒くなってしまう理由と、黒くなってしまうのを防ぐ保存の仕方のコツをご紹介していきますね。
バナナが黒くなる理由は?
バナナが黒くなってしまうのには3パターンあり、理由が異なります。
- 黒いぽつぽつが出てくる場合
バナナが熟したサインです。
- 皮全体が真っ黒になる場合
冷蔵庫など15℃以下の環境で低温障害を起こしています。
- 実の一部が黒くなっている場合
ぶつけたり、強い力が加わった為に細胞が壊れてポリフェノールが酸化して黒くなっています。
それぞれ、もう少し詳しくご説明しますね。
黒いぽつぽつが出てくる場合
バナナは主に熱帯地域から輸入されてくる果物ですが、熟した状態では病害虫の侵入の恐れがあるため輸入できません。
ですので、まだ青い、熟す前のバナナを輸入し完熟寸前の状態にして売り場に出されます。
この状態のバナナを常温で置いておく(追熟すると言います)と完熟状態になり黒いぽつぽつが現れるのです。
ちなみに、黒いぽつぽつは「スウィートスポット」や「シュガースポット」と呼ばれます。
完熟のサインなので、黒いぽつぽつが出てきたバナナは食べ頃でとても甘くて美味しい状態ですよ。
皮全体が真っ黒になる場合
バナナは熱帯地域の植物なので寒さに弱い特徴があります。
なので、長期間保存しようとして冷蔵庫などの温度の低い場所に保存してしまうと、低温障害が起こります。
低温障害を起こすと、細胞が壊れバナナのポリフェノールが酸化して黒くなってしまいます。
実の一部が黒くなっている場合
どこかにぶつけたり、圧がかかることでバナナの細胞が壊れます。
低温障害を起こした時と同じようにバナナのポリフェノールが酸化して黒くなってしまうのです。
バナナが黒くなるのを防ぐには?保存の仕方のコツは?
バナナが黒くなってしまうのを防ぐ保存方法を3つご紹介します。
- 常温で、バナナスタンドにかける
- 1本ごとに冷蔵庫保存する
- 皮を剥いて冷凍保存する
それぞれ詳しく方法をご説明していきますね。
常温で、バナナスタンドにかける
バナナは低温に弱いので、常温保存が一番適しています。
風通しの良い場所に置いてくださいね。
ただしこの方法だと追熟はするので3日ほどで食べきるようにしてくださいね。
1本ごとに冷蔵庫保存する
バナナをお湯(50℃くらい)に5分程浸け、その後1本ずつラップでぴっちりくるんで冷蔵庫に入れます。
バナナの房からは追熟の為のエチレンガスが出ています。
このため、そのままではバナナの追熟が進みやすくなってしまいます。
1本ずつラップでしっかりくるみましょう。
また、お湯につけることでバナナがストレスを感じて「ヒートショックプロテイン」という物質を作り出します。
この物質が、追熟を進めるエチレンに対抗しバナナをかなり長持ちさせてくれます。
さらに、お湯に浸けると、バナナに含まれるアミラーゼという消化酵素が働いてバナナのデンプン質を糖に変えてくれます。
そのおかげで、糖度を5度程度も上昇させることができますよ。
皮を剥いて冷凍保存する
私も良くやっている方法です。
バナナの皮を剥き、変色防止のためにレモン汁を塗ってラップでしっかりくるんで冷凍します。
解凍するとべちゃべちゃになるので半解凍で食べるか、牛乳や他のフルーツとミキサーにかけて飲むのがおすすめですよ。
まとめ
バナナが黒くなってしまうのは熟したサインだったり、細胞が傷ついたからだったのですね。
常温、冷蔵、冷凍と3パターンの保存の仕方も分かりました。
手軽に栄養補給のできるバナナ。
今回ご紹介した方法を使ってぜひ美味しいバナナを長く楽しんで下さいね。